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ゆる旅ブログという名の懺悔室

最高の鍋焼きうどんを求めて鍋割山(塔ノ岳)へ【山行レポ】

にゃんぱす、タケノススメです。

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思い思いに初春を楽しまれてるこの頃だと思いますが、

やっぱり花粉症は辛いですね。

丸一日屋外活動をして帰宅すると、症状が遅れて鼻詰まって翌日までつまりっぱなしで就寝に影響がでます。

行動中もそれなりにムズムズしっぱなしなんですけどね。

この時間差攻撃は中々に意地が悪い。

 

それと奇怪なことに運動をする、それこそトイレやコンビニまでレベルの徒歩で一時的に鼻づまりが治ってしまうんですがこれがまた不思議です。屋外に居る時はさほど症状が強烈じゃないのは体を動かしているからだと思う訳ですが、どういうメカニズムなのかググっても出てこないんですよね。知ってる人居たら教えてください。

 

と、ここまで花粉症について話しておきながら関東のスギ花粉メッカの一つ丹沢山地へ行ってきました。

 

 

はじめに

そもそも何故、丹沢へ行くことにしたのか。

まず本来は筑波山へ花見がてら3名程でパーティ登山をする予定でしたが都合により見送りに。ソロ敢行しても良かったんですがどうやら登りやすい山らしくパーティ登山の手札として残しておくことにしました。

引きこもって映画やアニメを消化したりギターを弾きたくるのもアリでしたが、最近登山装備を一通り揃えたこともあって非常にうずうずしてた訳です。しかも快晴。

これはもう山行くしかないなとなるわけです。

丹沢を選んだ理由

そうなると後々パーティ登山では人が釣れにくい山に行っておくべきだと考えましたが、この時期は遠方の山はまだまだ積雪していて近辺の山に絞られます。

低山やアクセスが良い場所は比較的機会に恵まれます。

そこで悩みに悩んだ挙句このシーズンに登るにはうってつけの山を見つけました。

それが丹沢。

どちらかというとアクセスも良い方ですが、丹沢はヤマビルだらけと聞いていたので避けていたのですがこの寒さが残る時期ならまだ出てこないらしい。

積雪も蛭ヶ岳丹沢山等を除いてほとんど無いらしい。

まだアニメでは登場してませんがヤマノススメの舞台としても登場してますね。

去年は高尾山~陣場山へ行き、最近でもチャリ旅で天覧山を回収したので順番的には三つ峠へ行きたいところなんですが当然残念ながらまだ雪がガッツリ残ってます。

そして丹沢には鍋割山という鍋焼きうどんが名物の比較的初心者向け?らしい山があるのでそこへ行くことにしたわけです。

すべては最高のコンディションで最高のうどんを食べて優勝するため。

 

頓挫

そして来る土曜日を迎えました。起床時刻は5時を回る前。

どうしても人と約束をしていないと寝腐ってしまうのですが、この日はなんとか起床することができました。

しかし気がつくと時計の針は午後を示す時刻を指していた。

結局二度寝三度寝をする体たらく。マジクソだな俺。

その日はお掃除とか溜まった家事を片付けました。

渋沢へ

日曜は辛うじて意識を保ってオフトゥンから脱出できた・・・!

何度も意識を失いかけたが俺はやり遂げた!一人で起きられた!

この喜びをどう表現してよいものか!体中をよく分からないものが駆け巡る!

しかし再び妖怪オフトゥンへ取り込まれてしまった!

奴を甘く見すぎていた。自分の力量を見誤ってしまった。

 

~中略~

 

色々あったけどオフトゥンふん投げてなんとか家から出ることには成功しました。

始発は逃しましたが小田急で渋沢へ向かいます。

渋沢から大倉へ

渋沢へ到着後、登山口の大倉までバスで向かいます。確か210円だった気がする。

登山客は予想以上に多いと言うかほぼ全員登山客。全然座れない。

乗車時間は15~20分くらいだった気がします。

西山林道~鍋割山頂

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大倉へ到着。ようやく始まるぜ・・・。

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支度を整え登山届けを提出し西山林道を目指します。

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まだこの辺りはただの住宅街ですが徐々に人気の無さが増していきます。

ようやくネイチャー成分しか感じないエリアへ入ってきました。

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なんか獣くさい。 f:id:tenioso:20180406010006j:plain

これはシカ進入防止策の様です。

正直最初どっから入るのかわからなくて焦りました。 

朝日が良い感じで照っておりますね。f:id:tenioso:20180406010007j:plain

道のりは申し訳程度の勾配でほぼほぼ平坦。

いきなりキツイのも困るし慣らしには丁度良い感じ。

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林道感溢れる。

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そうそう。ヤマビルね。まだでないと思うけど注意が必要。

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木々に見下ろされてる。

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沢っぽいのにもご対面します。

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舗装路もありまだまだ本格的な道のりは先になりそう。 

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無駄にダイナミック。

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なんかいました。

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ヤマビル対策の塩ですね。

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わりとこんなアスレチック感のある橋がちょいちょい出てきます。

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これは山頂の山小屋で使うための水道水。 

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ボランティア精神に溢れる人達が嬉々としながらザックへ投入していきます。

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競うつもりは無いんですが私も調子に乗って大五郎サイズをザックへ突っ込んでしまったんですね。サイズは4L。

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この決断は後々彼を大いに後悔させることになりました。

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こういう朽ちた看板に弱いんですよ僕。

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段々険しさを増していきます。

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これ分かりにくいけど大分急登です。つらい。

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ネイチャー成分をとても堪能できる。

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落ちたらヤバイシリーズ。

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ここも中々しんどかった。

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尾根に入ってきて景色が良くなってきた!

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いつの間にか大分登っておったようです。

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鍋割山頂

なにかソーラー発電機っぽいものの発見したが、既に息が上がっているので安堵の吐息など漏れようがない。

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などとヒーヒー言ってたら到着。 f:id:tenioso:20180406010047j:plain

やったぜ。

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そしてこう。

最高です。

このボリュームで1000円。これ食材とか山小屋の人が人力で運んでるんだぜ・・・圧倒的感謝しかねえ・・・すこし甘めの味付けが疲れた体に染みる・・・

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ただ残念な事に富士山はあんま見えんかったとです。

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鍋割山頂~金冷シ

このままピストンで変える気は無くとりあえず金冷シを目指してそこから大倉尾根で帰ろうかなと。

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めっちゃ景色良い感じの尾根が続く。

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わりとお気に入りの一枚。

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小丸へ到着

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大丸へ到着

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金冷シへ到着。(名前の由来は知らない)

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金冷シ~塔ノ岳

ここでおとなしく帰ってもよかったんですが200m弱を30分かけて登れば塔ノ岳行けんな・・・と悩む。

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きてしまったんだな・・・

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登頂。

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ガスってきおって富士山どころかなんも見えん!!

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悲しいのでモノクロで。

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とりあえずサイダーでも飲んで一服。

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名残惜しいけどそろそろ時間がヤバイので後にします。

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塔ノ岳~大倉

ここからは怒涛の下り。

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山小屋の方いらっしゃった・・・ありえん荷物。お疲れ様です。

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崩落したっぽいようです。

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これ一番気に入ってる。終末感凄くないすか。

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大倉尾根は山荘とか茶屋が多いものの営業してないところが多い。

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どんどん下る。

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下る。

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またしても閉まってる山荘。

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暫くしてまた茶屋(Closed)

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またしてもClosed

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大展望とやらへ寄り道

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キャンプ場なのか・・・

f:id:tenioso:20180406010126j:plainなるほど

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廃墟でした。

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中はこんな感じ。多分やばいの写ってない。

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もうバス亭まで大分近づいてまいりました。

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ラストの茶屋かな。

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コーヒー200円とお手ごろ価格だったので頂いていく事に。

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本日初の桜とのご対面な気がする。

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やっとか?

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やっとだ!

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無事下山

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鶴巻温泉

渋沢駅の温泉でもよかったんだけど1.6km離れてたので鶴巻温泉へ行くことに。

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本日の締めは無難に蕎麦。

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総括

獲得標高的にも鍋割山と塔ノ岳の縦走は初心者向けとは言い難くかなりハードでした。

トレッキングポールにはかなり助けられこれが無かったらもっとタイム伸びて日没過ぎてたかもで反省しております。

あと調子に乗ってボランティアの水を運ぶべきでは無かった。

次回はもう少し寒い時期とかに来て富士山を拝みたいですね。

そういやソロで来たと思われる学生くらいの女の子が割と悲壮感浮かべて下山してたけど大丈夫だったのか心配。

あとはフィリピン人のグループの何故か仲良くなって抜いたり抜かされたりしてましたね。

どうやら皆IT技術者で開発系の人らしい。

ソロで来るとこういう他人との絡みがあって面白いなと思う反面めっちゃ話し相手欲しくなるなと痛感しました。

基本的に危険なのでやはりなるべくパーティで行きたい所存。

 

写真に関してですがもうすっかり撮って出しではなくVSCO Filmをつかってバッチリ現像するようになりました。

まったくキラキラしてなくてキャッチーさの欠片も無いなんだか荒涼とした感じに仕上がりましたがこれが自分のある種の作風みたいなもんなのかなって気がしてます。

 

画角に関してはもう広角を多用しまくりですね。

フルサイズを買っちゃう日が来たとしたら24-105よりも16-35ばかり使うんだろうなと。

 

次回の山行は多分またしても丹沢のどこかになると思います。

 

今回はここまで。

 

(使用カメラ)

FUJIFILM 単焦点標準レンズ XF35mmF1.4 R

FUJIFILM 単焦点標準レンズ XF35mmF1.4 R