三江線目指して青春18きっぷで電車旅してきた Chapter 3/4
にゃんぱす、teniosoです。
今更ながらこのHN読みにくいし止めようか悩んでるよ。
聖地巡礼リストが増える一方。
南極やらよりもいこと宇宙よりも遠い場所も大変goodです。でも南極は無理なのでyoutubeとかなんかのドキュメンタリー番組で我慢します。
そんな訳でこのシリーズも第三弾、三日目へ突入です。
一応今回の電車旅のコンセプト的にはクライマックスです。
出雲大社へ
今回も今回とて早朝5時に起床し始発で出雲市から出雲大社へ向かいます。
が、ここでアクシデント発生。
朝ごはんに”カツカレー”を注文したのですがなんと20分以上かかっても来ない。やべえよやべえよ忘れられてんじゃねえの・・・?と心配になって問い合わせると注文はバッチリ入ってると。もうキャンセルして店を出ようかなと思った矢先手元にやってきたのは・・・
”カツカレーうどん”
カツカレーうどんはやばい。
こんなアッツアツのカレーうどんを数分で食すなぞ無理ってもんよ。
そもそもなぜカツカレーなんだよ重過ぎるだろってツッコミも予想されるが本来注文したかったものは名物"スペシャルトルコライス"なのである。
しかし直前で怖気づいてまずはカツカレーで慣らしておこうを謎のウォーミングアップチョイスをしてしまったのだがそれが裏目に出てしまった。
案の定出発予定時刻より遅れてしまう一行。
そもそももう少し早く注文しておけよって話ではあるがそれは僕が単に起きられなかったという落ち度があり弁解の余地も無い。
そんなこんなで我々は比較的最寄り駅(3.5km)の遥堪駅へ向かう。もちろん早歩きで。
カツカレーうどんとザックによって急速に上がる体温のお陰で早朝の極寒をものともせず発汗しまくり。
そして追い討ちを掛けるかのように刻々と迫る始発の時間。
我々は選択を迫られていた。
諦めるか、それとも走るかの。
我々は走ることを選んだ。
背丈ほどに生い茂った草に覆われた真っ暗な田んぼのあぜ道に突っ込んでも諦めなかった・・・
間に合いませんでした☆
敗因は直前で予想より早く踏み切りが閉まり、その上ホームが踏み切りの向こう側にある。試合終了の鐘が脳内で鳴り響いた瞬間でした。
一時間待ちが確定した瞬間であった。
大晦日の未明の中立ちすくむ一行。
幸い待機所はあったのでそこでシャツ一枚になり汗を乾かす。
一体何をしてるんだろう・・・(半分くらい俺のせいですごめんなさい。)
当然ながら誰も居ない。
ていうかなんもない。
7時前に着けば稲佐の浜で日の出を迎えられるなと思ってたんですが無理そう。
しばらく待つこと一時間弱。
雨が降ってきた。
これは日の出なんて無理やと。
ほんの少し謎の安心感が湧きました。
それから数分で電車が到着。
ワンマン往復なのでさっき見送った始発が戻ってきた様です。
電車で田んぼと田んぼの間を揺られること十分、出雲大社駅前へ到着。
とてもオールドスクールです・・・
時刻表の部分、なんか棒みたいなので回して手動で変えるんですよ・・・渋い。
駅を出るとバッチリ雨降っとりました。
まあ、悪天候も乙なものでしょう。
流石にこの時間は誰も居なくて良いですね。人の居ない観光地とても好き。
多分ここが入り口でしょうね。
潜ると木々に挟まれた通りが
この辺でバケツをひっくり返したかのような土砂降りになり手水舎へ避難。
多少勢いは落ち着いたもののやむ気配皆無の為、降りしきる雨の中出雲大社を参拝します。傘持ちながらの為片手撮影を余儀なくされるもののX-E3の小振りなサイズのお陰でなんとかなりました。
人は物凄くまばらで快適。フィルムシミュレーションはクラシッククロームですが天候も相まって中々相性良いですね。
あまり詳しくは無いのですが出雲大社は神々が集うかなりスペシャルな神社らしく本殿以外に他所の神の別荘的な社殿が多数置かれてます。
所謂神無月に全国の神々がここへ集って会議的な何かをしてるってなんと表現したら良いかわかりませんが、とても凄い(小並感)
この機に日本神話など少しは調べてみようかなと思いましたね。
こんな感じで他所の神々の社殿が点在してます。
雨に打たれる石畳大変good
これは本殿
ご丁寧にそれぞれの社殿に由緒の説明書きが立てられています。
なんでこんな所に賽銭箱が?
詳しいことは長くなるので自分でググって下さい(丸投げ)
拝礼作法も通常の"二礼二拍一礼"特例の”二礼四拍一礼”でした。
これは別館のあるかの有名なアレです。
アレです。
でかい。ここは縁結びの神様が祀られているようですね。
思い出した。注連縄(しめなわ)だ。
こうやって見ると中々広く見応えがあります。
アア・・・滝好き。
結構禍々しい神木
一般家屋でも建ってたんですかね
まわるとこは回ったしそろそろ雨の寒さのダメージが深刻なので退却。
ありがとう出雲大社駅(備え付け)
謎のラッピング車両。
そして出雲市駅まで戻ってきた我々はようやくお昼ごはんにありつきます。
稲佐の浜は豪雨の為、諦めました。
出雲蕎麦returns。
今回は温かいのにしましたけどやっぱりつゆは甘めの傾向でしたね。
江津へ
ワンマン車両はワクワクねやっぱ。
多分今回初な気もするご当地ビール回収の儀。
車窓から
三江線へ
というわけで江津へ到着。結構長かったんだこれがまた。
そして三江線への乗り継ぎも一時間以上あるので待機。
暇です。
待つこと一時間。
なんかきた。
凄い、めっちゃ気合入ったラッピング仕様。
何気に気に入ってる一枚。
私ツイッターでこのスクリーンネームにしてるんですけどこれで統一しようかな。
アイコン用に回収。
それにしてもいいですね。この川沿いの風景を横目にのんびりと(マジでのんびりと)走り抜けていきます。
ここで数分の停車。何人か降りて思い思いに写真を撮ります。
これはちょっとレタッチしました。
運転再開。
確かこの変で猿が出ました。運転士がおいおいおい~って慌ててましたけどスピードが全然出てないので余裕で減速してました。
この橋は有名なのか皆こぞって前に行ってましたね。
窓越しにしてはそれっぽいのが撮れました。
ここで一旦停車。なにやら良く分からない赤いベストか何かを着た係員っぽい方が沢山居て手を振ってくれました。乗客の半数以上が降りていきましたね。
(後で調べたら天空の駅で有名なところでした。)
この時は気がつかなかったんですがテレビで放映されていて特別にライトアップされていたようです。
ちょっとこういうの弱いんですよね・・・
そして再開。
だいぶ暗くなってきました。流石に時間かかりますね・・・
口羽駅で停車です。
ゾロゾロ降りて写真タイムに励む乗客達。
そして再開。ようやく終点三次へ。
どうやら三次から江津方面はかなり混んでいたようで江津から来れたのはラッキーでしたね。
思い入れがあった訳ではないですが一度乗って色々な風景を見てしまった以上、やたらと寂しく感じます。
番外編エピソード
三江線に乗ってる間色々と面白い出来事がありましたが特に面白かったエピソードを紹介します。
・停車駅に必ず現れるえんじ色のチェスターコートを着たカメラマン。
どうやら各駅車で先回りしてバズーカレンズで撮っていたようです。なにが面白いって車に余裕で速度で負けてるところが面白い。
・旧知の仲に話しかけているのかと思いきや心の中の声がだだもれなだけだった”はがない”鉄オタ。
今回三江線に限らず色んな所で鉄オタと呼ばれる方達を見かけました。所謂オタクでの代表格アニオタはかなり見慣れている事もあって中々ファニーな濃いキャラに出会う事も珍しくありません。
が、鉄オタは負けず劣らず濃い方が多いです。
分厚い時刻表を片手に延々と運転士に独り言を言う方、
同士を見つけるとやたらと大きな声で独り言を言う方。
行商人か?ってくらいの荷物を抱えてる方。
1分に一回は車内と巡回するか見回す方。
取り分けファニーだったのが三江線の途中で乗ってきた大荷物の歳の近そうな青年でした。乗車するやすぐに
「くぅ~~ww疲れたよ~~ww」
って言いながら着席したもんだから多分隣の方と知り合いでこの車両で落ち合う約束だったんだろうなと思いました。
その青年はそれ以降もずっと口を休めることなくあれやこれやとそれなりのボリュームで話し続けます。
しかしある事に気づくのです。
返事はおろか相槌すら聞こえてこない。
恐る恐る見上げると隣の席に居た壮年の男性は一切目をあわせようとしません。
今までの独り言かよ!
ようやく気がつきました。
壮年の男性にガン無視を決め込まれてもトークを止めない青年。痺れを切らしたのか反対側に座っていたおばちゃんが注意をします。なんて言ってたかは覚えてないけど多分ここは公共の場だから静かにしようねとかそんな内容だったはずです。
そうすると青年は苦笑いを浮かべながらこう回答しました。
「いやぁ~自分ただのはがない鉄オタでして」
まず会話の流れ的に鉄オタである事を申告する場面では無い。非を詫びるのが自然な流れだろう。
だけど何よりもツボに入ったのが”しがない”を”はがない”と言った事だった。
言いまつがいなんてだれにでもあるし自分もしょっちゅうやる。
だけどこの笑ってはいけない状況で、この会話の流れでこの言いまつがいを決めてきた事がかなりツボに入ってしまった。
その青年はその後も他の大荷物の乗客に
「おいおい俺より大荷物いるな!!!」など
やたらと大ボリュームでの独り言を連発して落ち着いて三江線の旅を堪能する事を何度も阻害するような言動を繰り返した。
おかげで退屈しないで済んだありがとう。君の事は忘れない。でも心に思ったことは大声で口にしないで欲しいなと
そう願うのみでした。
三次へ
辺りは完全に日が落ちようやく三次へ。
ここから芸備線で広島へ向かいます。
この芸備線めちゃくちゃ揺れる。半端じゃなく揺れる。
広島へ
やっと着いたぜ広島。
前回の青春18きっぷツアーでは岡山で引き返したので念願の広島県到達の瞬間であった。山陰側から来たってのがプレミアム度高い。
そんなわけで明日元旦の厳島神社初詣に備えて宮島駅に近い五日市の高級ホテル(快○クラブ)を目指します。
晩御飯はここで海老フライ&チーズINメンチカツ焼きカレーを食べました。
ちなみに本当はお好み焼きを食べていこうと思ったんですがどこもガッツリ休みでした。大晦日ですしね。
そんなわけでまたもや5時起きの明日に備えて就寝。
今回はここまで。
(使用カメラとレンズ)
FUJIFILM ミラーレス一眼 X-E3レンズキットブラック X-E3LK-B
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- 発売日: 2017/09/28
- メディア: Camera
- この商品を含むブログを見る
FUJIFILM 標準ズームレンズ XF18-55mmF2.8-4 R OIS
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- 発売日: 2012/11/17
- メディア: Camera
- この商品を含むブログを見る
FUJIFILM 超広角ズームレンズ XF10-24mmF4 R OIS A Amazonベーシッククーポン付
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- メディア: Camera
- この商品を含むブログを見る
つづき